あまり知られていないのですが、和菓子には珈琲が良く合います。
餡が織り成す優しく奥深い甘みは、
同じく奥行きのある珈琲の味わいがぴったり。
珈琲に和菓子が合うのであれば、京菓子の技術で珈琲ゼリーを作れば、
オーソドックスでありながら、特別感あるものができるのでは?
そんな想いが、この商品の発端です。
珈琲好きの職人に、この話をしてみたところ、
とっても乗り気になってくれて、
「やるなら、ドリップコーヒーから学びたい」。そんな話になりました。
そこで、ジェイアール京都伊勢丹の「菓子のTASHINAMI」に
相談してみたところ、
コーヒー豆のセレクトから、
淹れ方まで本当に快く教えていただきました。
豆は「菓子のTASHINAMI」オリジナルブレンド。コクがあり、
後味はスッキリとした心地よい味わいのものをセレクトいただきました。
通常、珈琲ゼリーはゼラチンで固められることが多いのですが、
和菓子の世界では、ゼラチンを使わず「寒天」を使います。
まるで珈琲そのものを愉しむように、
やわらかさにこだわった珈琲ゼリーを目指しました。
上に重ねるのは、生クリームムース。
ふんわりと上品な甘さに整えます。
さらに上に重ねたきな粉ムースの香ばしいきな粉の味わいが、
珈琲のほろ苦さを包み込みます。
珈琲ときな粉の出会いを、よりまろやかにしてくれたのが、
寒天の技術を使った、極限までやわらかな珈琲ゼリーです。
珈琲の淹れ方も、TASHINAMIにて職人がしっかり学び、
温度、タイミングにおけるまで、徹底的にこだわった和の珈琲ゼリーが誕生しました。
深く深く、どこまでも奥行き有る味わいは、
毎朝、職人がしっかり珈琲をたてるからこそ生まれます。
職人たちが働く工場では、
今日も珈琲の豊かな香りに包まれます。
美味しさを追求する技術と心こそ、
京菓子職人の心意気といっても過言ではありません。
大人に味わって欲しい。嗜むように楽しんで欲しい。
そんな願いを込めた「大人の嗜む珈琲ゼリー」はいかがですか?
小さなカップに込められた美味しさをぜひお愉しみくださいませ。